ちょっと前かがみになったら腰が抜けてしまった男性(高崎市・40歳)
2022年08月12日
当日朝の9時半ごろ、当接骨院に定期的に通われている方から「うちの社員が腰をやっちゃったんですが、これからお願いできますか?」とお電話をいただきました。
その日は余裕があったので「すぐにいらしてください、お待ちしております」とお答えし、10時少し前にご本人がいらっしゃいました。
車の運転は辛うじてできたものの歩くのもたいへんな状態で覚束ない足取りでした。
お話しをうかがうと、仕事中にちょっと前かがみになったとき腰にビリッと衝撃が走ってそのままへたり込んで立ち上がれなくなってしまった、とのこと。
ご本人曰く、「腰は何度もいためていて、過去に病院で受けたCT検査では腰に特に異状はありませんでした」
じっとして動かなければそれなりに大丈夫でしたが少し動くと腰の真ん中あたりに痛みが出て、上半身を前に曲げる、後ろに反る、真横に曲げる、ひねるの各動作には制限が見られ、足踏みの動作ではひざが太ももの高さまでは上がりませんでした。
まず、腰に干渉波の電気治療器をかけてから背骨・骨盤・足の調整とお腹の奥の方の筋肉をゆるめる施術、反射を利用した整体法を行ないました。
チェックすると、身体の動きははじめより大きくなりひざは太ももより高く上げられるようになりました。
前かがみだった姿勢はほぼ真っすぐになり、歩幅は広くなりました。
いちばん気になる場所に湿布を貼って、「もしかゆくなってしまったらすぐに取ってくださいね」とお伝えしてこの日はここまで。
翌日、具合をお尋ねすると「夕方までは調子良かったけれどもシャワーを浴びた後からまた調子が悪くなりました。車の運転は昨日より楽でした」とおっしゃいます。
検査をすると、いわゆる骨盤のゆがみはほとんどなく、腰周辺の筋肉のバランスが左右で崩れていました。
干渉波の電気治療器をかけてから背骨と肋骨をつなぐ関節の調整と足から太ももにかけてユラユラと揺らす整体法、腰を支えながら立ったり座ったりを繰り返す施術を行ない、問題なかったことを確認して湿布を貼りました。
3日後、3回目の施術。
骨盤ベルトを着用されてはいましたが「だいぶ楽になりました」とご本人。表情もはじめに来られた時に比べて明るくなっていました。
身体の動きも滑らかになっていました。
ホットパックで腰とお腹を温めてから古武術ゆかりの整体法を行なってチェック。
不具合は見られずご本人も不安はない、とのことでした。
過去に何度も腰に不調が出ているとのことだったので、具合の悪くないときでも月に1回くらいは身体のケアをしておいた方がいいとお話しして、今回は一区切りつけることにしました。
順調に回復されて良かったです。