コロナ禍で運動不足、モートン神経腫もあった女性(高崎市・68歳)
2022年06月2日
「高崎市の整体」で検索、当接骨院を見つけてくださり電話で予約をいただきました。
ありがとうございます。
こちらにいらっしゃって間もなく靴下を脱ぎ、「モートン神経腫なんです」とおっしゃるこの女性。
それなりに年季の入った外反母趾でもありました。
ご自分でも言われていましたが比較的気の早い性格で、それに加えて精神的にも高ぶっているご様子でした。
もともと身体を動かすことは好きで中学ではバレーボール、高校では剣道をされ、現在はスイミングクラブやスポーツジムに通っていましたが、新型コロナウィルスの影響で通えなくなってしまったそうです。
今年の1月になって、歩いた時に右足の指の裏に痛みと熱感を感じて整形外科を受診、モートン神経腫と診断を受けたとのこと。
症状をやわらげるための装具を購入しましたが、装着したときの具合が悪いので使っていないとおっしゃいます。
運動量が減って筋肉が落ちたせいか体重が昨年に比べて3㎏減り、義理のお父様のお世話などもあって精神的なストレスも多く、睡眠導入剤を服用中です。
これらだけでも大変な状況なのですが、お腹に異変を感じて検査を受けたら大腸ポリープが見つかり、それを除去する手術を受けたそうです。
実は、大腸ポリープが見つかったのはセカンドオピニオンで、はじめにかかった病院では先生から「それは大腸がんですね」とあっさり言われてショックだったとおっしゃるご本人でした。
これだけマイナスの要素があれば心身ともに不調が起きても不思議ではありません。
当接骨院ではモートン神経腫による痛みをすぐに取り除くことはできないことを確認し、身体のバランスを整えることで姿勢をシャンとさせて血液・リンパ液などのめぐりをスムーズにして自律神経のバランスも整えていくことにしました。
ホットパックで首から背中・腰を温めてから背骨・骨盤・足の調整と両手の調整、肩甲骨の動きをよりスムーズにする整体法を行ない頭皮の筋肉をゆるめる施術を行ない、初日はここまで。
2日後、具合をお尋ねすると「車の運転中に頭がヘッドレストにピタッとつくようになりました」とおっしゃるご本人。
表情も少し明るくなっていました。
ホットパックの後で両足にらせん状の刺激を与える施術と頚椎(背骨の首の部分)に軽い刺激を与える施術、肩甲骨の動きをよりスムーズにする整体法を行ない、ご自宅でできる体操とストレッチをご紹介しました。
1週間後、「今まで、おばあちゃんみたいな歩き方だったんですね」とおっしゃるご本人。
足取りは軽くなり、歩幅は広くなっていました。
付けるのをやめた装具も付けるようになったとのこと、いいと思います。
姿勢も良くなって、モートン神経腫による痛みも減っていました。
ご紹介した体操とストレッチはやっているとのこと、素晴らしいですね。
ホットパックの後で古武術ゆかりの整体法、足の骨の調整、肩甲骨の動きをよりスムーズにする整体法、背骨に軽い刺激を与える施術を行ない、10日後にまた来ていただくことにしました。
コロナ禍の影響で心身ともにストレスを感じていらっしゃる方は多いと思います。
心と身体は紙の裏表のようなものですから、気持ちの落ち込みが身体に影響を及ぼすことはよくあります。
身体のバランスを整えることで心のバランス(自律神経のバランス)も整っていきます。