ストレスもあって肩こり・首こりが酷くなってしまった女性(高崎市・37歳)
2022年05月22日
約3ヶ月ぶりに来られました、ありがとうございます。
もともと肩や首がこりやすい方で、6年前に最初にいらっしゃってから事あるごとに足を運んでくださっています。
当時1歳だったお子さんは今年の4月から小学1年生になり、ご本人もお仕事をされているので何かと忙しくてなかなか来られなかった、とのことでした。
特に左側の肩・首のこりが辛くて吐き気もする、とおっしゃいます。
検査をしてみると、僧帽筋中部繊維(首から肩にかけての筋肉)がガチガチに硬くなっていて、弾力性が欠けていました。
このような状態のときに無理やり押したりもんだりすると、かえって筋肉のこりが強くなってしまうことがよくあるので注意が必要です。
まず、首から肩にかけて低周波の電気治療器をかけて同時にホットパックで温めました。
約10分ほどの間に、お子さんが学校に行きたくないと言ってたいへんというお話や職場に「波長の合わない」人がいてその人と毎日顔を合わせなければならないので気持ちが参ってしまうというお話をされていました。
食欲もなく、夜も眠れないとおっしゃるご本人、精神的なストレスも少なからず首肩の不調と関連があると考えられます。
自律神経のバランスで言うと、交感神経が優位な状態が長く続いてリラックスできていなかったのでしょう。
これでは身体の疲れもたまるばかりで取れません。
低周波とホットパックの後、背骨・骨盤・足の調整と腕の筋肉の緊張を緩める施術、親指をある方法で回す施術を行ないました。
施術中、「楽になってきました」「今、お腹が鳴りました、久しぶりです」などとおっしゃるご本人、声のトーンも明るくなってきました。
施術が終わると、「スッキリして良かったです。今日は眠れそうです」とご本人。
首から肩にかけての筋肉は弾力を取り戻し、表情も明るくなっていました。
色んなものをため込まないうちにまた来てくださいね、とお伝えしてこの日はここまで。
いつも頑張っている自分をいたわって褒めてあげましょう。
心と身体は紙の裏表のようなもの、とよく言われます。
実際にやってみると分かりますが、嫌なこと、辛いことを想像するだけで筋肉は硬くなり、動きも悪くなります。
心のストレスは身体のストレスや不調につながります。
身体のバランスを整えたり筋肉の過度な緊張をゆるめたりすると、気持ちも落ち着いたりスッキリしていきます。
ストレスが全くない、なんていう人はほぼゼロと思われます。
日頃から定期的に身体のケアをして心身のストレスを解消しておくことをおすすめします。