休んでいる間に酷い肩こりがぶり返してしまった女性(高崎市・43歳)
2022年03月26日
初めて当接骨院にいらっしゃったのは約4年前。
肩から背中の酷いこりでお悩みでした。
1日中のデスクワークと近視(両目ともに0.01)が主な原因と考えられ、眼精疲労や頭痛もするとのことでした。
仕事が忙しくなって肩・背中のこりが酷くなったのはこちらに来られる2週間前で、それ以前は整形外科で電気治療を受けていたそうです。レントゲン検査では背骨に異状は見られなかったとおっしゃっていました。
生活習慣が主な原因の不調なので定期的に通って身体のケアをする必要があることをお伝えして納得していただき、施術していくことになりました。
施術の内容は、物理療法としては首から肩・背中をホットパックで温めたり首から肩にかけての筋肉に低周波の電気治療器をかけました。
手技療法(手で行なう施術)としては、背骨・骨盤・足の調整や古武術ゆかりの整体法、反射を使った整体法などを行ない、運動療法として自宅でもできるセルフケアをご紹介しました。
5回の施術でご本人曰く「今までにないくらい調子がいい」ところまで回復し、それからは3週間に1度のペースでこちらに足を運んでいらっしゃいました。
今年の2月初旬、予約の前日にお電話をいただき、ご家族が新型コロナウィルスに感染したとのことでキャンセル。自宅待機を余儀なくされてしまいました。
これは仕方がありません。
それから1か月後、またお電話をいただき翌日に約2か月ぶりのご来院となりました。
ご本人もコロナに感染したとのこで、声が少し出しづらいが大丈夫とおっしゃっていました。
肩こりの具合をお尋ねすると「ここに来る前に戻ってしまいました」とご本人。
首の動きはぎこちなく、首から肩にかけての筋肉はガチガチに固まって私の親指で押しても強い抵抗を感じました。
ホットパックで首から肩とお腹を温めて同時に肩に低周波の電気治療器をかけてから背骨・骨盤・足の調整と手首の調整、古武術ゆかりの整体法を行ないました。
1週間後、肩の具合は「道は遠い?」とおっしゃるご本人、ホットパックと電気治療器のあとで両腕の調整と肩甲骨の動きをスムーズにする整体法、背骨に軽い刺激を加える整体法を行ないました。
その8日後、「だんだん(良い状態に)戻ってきました」とのお言葉がご本人から出てひと安心です。
物理療法のあとで背骨・骨盤・足の調整と手首の調整、胸を開いて背すじをシャンとさせる整体法を行ない、次回は2週間後に来ていただくことにしました。
元気な毎日を取り戻せるよう、また一緒にがんばっていきましょう。
多くの方が肩こりでお悩みと思います。湿布を貼る、「電気」をかける、鍼灸の施術を受ける、マッサージを受ける、お医者さんに筋肉をやわらげる薬を処方していただくなど、対処の仕方はいろいろありますね。
どんな治療や施術を選ぶのかは、乱暴な表現で申し訳ありませんがご本人の勝手です。
ただ、こりが酷いときに強い力で長時間の揉みほぐしを受けるのは注意が必要です。
そのときは気持ち良くて「やってもらった感」はあるかもしれませんが、あとで痛みが出たり余計にこりが酷くなってしまう可能性があるからです。
いわゆる揉み返しです。
筋肉は適切にほぐさないと繊維が傷ついて具合が悪くなってしまうのです。
当接骨院は、身体全体のバランスを整えて血液、リンパ液などの「めぐり」をよりスムーズにして筋肉の過度な緊張を取り除いてこりをやわらげていくことを意識して施術を行なっています。
強い力でギュウギュウ揉んだりすることは、ありません。
「やってもらった感」は少ないかもしれませんが継続することで良い状態が続き、何より安全です。