在宅ワークで肩こりがあった女性(高崎市・46歳)
2022年08月20日
初めて当接骨院に来られたのは約5年前。その時は腰のトラブルでした。
お忙しい中がんばって通ってくださり腰の状態は回復され、ご紹介した反り腰解消のための体操も毎日ではないけれども続けていらっしゃるとのことです。
素晴らしいですね。
現在は2週間から3週間に1回のペースで身体のケアをされているご本人、ひとつの問題が解消するともうひとつの問題が気になってくるものです。
以前から在宅でパソコンを使った仕事をされているのですが、新型コロナウィルスの影響で在宅ワークが増えてきました。
仕事が増えるにつれてそこまで気になっていなかった肩こりを何とかしたいとおっしゃるようになりました。
今回はお盆明けということもあり「そんなにこってはいないんですけどねぇ~」とおっしゃいますが、首から肩にかけての筋肉を押すと「あ~やっぱり痛いですぅ」とのお言葉が出ました。
肩の関節可動域(無理なく動かせる範囲)は問題ありませんでしたが、首や肩の動きはいまひとつで油の足りない機械のようでした。
まず低周波の電気治療器を肩周辺にかけて同時に首から肩と腰をホットパックで温め、背骨・骨盤・足の調整を行ない、次に手と前腕(ひじから手首)の筋肉をゆるめる施術を行ないました。
続けて「ちょっとズン!ときますよ」とお伝えしてからひじ周辺のある部分を押しながらひじの曲げ伸ばしを数回行なうと、「ちょっとじゃないですよね」と苦笑しながらおっしゃるご本人でした。
当接骨院は基本的に強い力を加える施術は行なわないのですが、施術を受ける方の状況や状態をみてそうすることもあります。
さらに肩甲骨の動きをよりスムーズにする整体法を行なってチェック。
「わ~、軽い」とおっしゃるご本人、首・肩の動きは滑らかになり、ぎこちなさは見られませんでした。首から肩にかけての筋肉を押すと施術前にはなかった弾力がありました。
2週間後にまた来ていただくことにして、今回はここまで。
ありがとうございます。
肩こり・首こりでお悩みの方は多いことと思います。仕事でパソコン、プライベートでスマホ、そんな毎日で首や肩がガチガチになっている方も珍しくないでしょう。
個人的な印象ですが、パソコン・スマホの影響でストレートネックになっている方が増えているように感じます。
肩がこっているから肩を揉む。首がこっているから首周辺をマッサージ。決して悪いことではありません。
しかしながら、それだけでは不十分です。
首から肩の筋肉は腕や背骨を通じて腰にもつながっています。腰はお尻や太もも、ふくらはぎ、足などにつながっていますので身体全体のバランスを考えることが必要になります。
ピンポイントに集中することも大切で「やってもらった感」はあると思いますが、身体全体のバランスも考えながら手当てやケアを行なった方が肩こり・首こり解消の近道になります。