坐骨神経痛
2022年05月26日
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛とは、病名ではなく腰から足にかけて伸びている坐骨神経がさまざまな原因によって引き起こされる痛みやシビレなどの不調のことを言います。
坐骨神経は坐骨(骨盤の下の方の骨)を通って梨状筋(お尻の奥の方の筋肉)を抜けて足へ向かう末梢神経(脳・脊髄以外の神経)で、末梢神経の中ではいちばん太く、いちばん太い部分は鉛筆やボールペンくらいあります。
坐骨神経痛の症状
不調を感じる場所は坐骨神経が通っているお尻から足にかけてで、神経のどの部分に不具合が起きているかによって違ってきます。
左右どちらかに症状が出ることが多いのですが、両方に出ることもあります。
坐骨神経痛の主な症状として挙げられるのは以下の通りです。
・腰やお尻から足にかけて痛みやシビレがある
・お尻の痛みがひどくて長時間続けて座るのが辛い
・長時間立っているのが困難
・身体を前かがみにすると痛みがひどくなる
・腰を反らすと脚(足)に痛みやシビレを感じる
・歩いているとお尻や脚(足)に痛みやシビレが出て歩けなくなるが、少し休むとまた歩けるようになり、また辛くなる。この繰り返し(間欠性跛行:かんけつせいはこう、と言います)
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛の主な原因としては、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、梨状筋(りじょうきん)症候群などがあり、腰部椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症が代表的です。
少ないケースではありますが、骨盤内の腫瘍などが原因で起こることもあります。
当接骨院で行なっていること
当接骨院は「接骨院」ですので、手術はもちろん薬を処方することは法律上できません。
腰や下半身を温めたり低周波などの電気治療器を使ったりすることが、できます。
特に重点を置いているのは手技療法(手で行なう施術)です。
バキバキギュウギュウ強い力を加えることなく腰周辺だけでなく身体全体のバランスを整えて、血の巡りをよりスムーズにして不調を気にせずに元気に毎日を過ごしていくサポートをしています。
できれば薬に頼らずに回復を目指したい、そんなあなたには特におすすめします。
専門機関での坐骨神経痛の対処法
専門機関では、薬物療法としては鎮痛薬、筋肉の緊張を取り除く薬、血管を広げる薬があります。
理学療法(リハビリテーション)としては温めたり電気を流したり、運動や歩行訓練、マッサージ、ストレッチ体操があります。
痛みをやわらげたり日常生活の質を維持するためおこわ慣れています。
その他、コルセットなどの装具をつけたり局所麻酔薬を使ったり、いくつかの対処法がありますが、下半身に力が入らない場合や排泄のトラブルがある場合(尿意・便意を感じない)は手術が検討されます。
・予防や回復のために
坐骨神経痛は生活習慣を見直すことで予防や不調の回復が可能です。
体重のコントロールや日頃の姿勢に気を付けること、冷えを防ぐこと、適度な運動やストレッチで筋肉のこわばりをなくすことは自分でもできることです。
ダイエットや運動、ストレッチは無理なく継続して行なうことが大切です。
こんな方が来られています
高崎市にお住まいの男性(51歳)
フリーのビデオカメラマンをされています。
10㎏以上の機材を持って足元の悪い所を動きまわったり長時間にわたって車の運転をしたりなど腰に負担の大きい生活を続けているせいか、腰の左側からお尻にかけてと左ひざの前側に痛みが出ました。
4月に起きられなくなるほど不調が強くなってしまい病院を受診、検査の結果、腰部脊柱管狭窄症との診断を受けたそうです。
約1か月入院、5月にお電話をいただき当接骨院に来られました。
病院で痛み止めを処方していただいたのですが副作用で目まいが起きてしまい車の運転が不安で、できれば薬を飲む回数を減らしたいとのご希望でした。
干渉波の電気治療器や回復力を高める電気治療器の他に、背骨・骨盤・足の調整や古武術ゆかりの整体法、動かしながら不調を減らしていく施術などを行なっています。
不調をやわらげるためのストレッチ体操もご紹介しました。
以前は車を30分運転するのもできないほどの不具合があってお仕事にも支障が出ていましたが、現在は周りのサポートもあって通常どおりに仕事ができています。
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