左の親指に不調があった女性(高崎市・20歳)

2022年08月14日

「○○の娘なんですけど、今日はみてもらえますか?」とお電話をいただきました。
ありがとうございます。

当接骨院に通われている方のお嬢さんで、今年の4月から美容師さんとして働きはじめたとお聞きしていました。

余裕のある時間帯をお伝えして、来ていただくことになりました。

1週間ほど前から左の親指の付け根あたりが具合悪いということで、原因ははっきりしないとおっしゃいます。
利き手は右だそうです。

動かさなければ大丈夫なのですが、じゃんけんのパーのように指を大きく開く動作や親指の側に手首をひねる動作で特に不調が強くなりました。

仕事柄、シャンプーをするときに不便とのことで困っていらっしゃいました。

 

「腱鞘炎ですかね?」と質問をいただきましたが、不調の出方などから考えて筋肉のトラブルの可能性が高いとお答えしました。

左の親指以外は不具合はないとおっしゃるご本人でしたが、身体のバランスも整えていくことをお話しして、施術を始めました。

まず、低周波の電気治療器を左の親指の気になる所にかけてから背骨・骨盤・足の調整をしました。

チェックをすると、「まだ痛いけど、ちょっと楽になりました」とご本人。

 

続けて左前腕(ひじから手首)の筋肉に軽い刺激を与える施術と、左の親指を動かしながら不調を減らしていく施術、左ひじと左手首を締めていく整体法を行ないました。

ふたたびチェック。不調の出る動作をしていただくと、「あっ、痛くないです」とご本人。

肩甲骨の動きをよりスムーズにする整体法を加えて左ひじと左手首にテーピングをしてこの日はここまで。

もしまた不調が出るようなことがあったら連絡をくださいね、とお伝えしました。

年齢が若いこともあると思いますが、施術の反応も良くて良かったです。

 

指を曲げたり伸ばしたりする筋肉や手首を動かす筋肉の多くは前腕にあります。

ざっくり言うと、指や手首を曲げる筋肉は手のひら側にあり、伸ばす筋肉は手の甲側にあります。

ですから、指や手首に不具合がある場合はその場所だけでなく関連する筋肉も考えて施術を行なうことが大切になります。

また、神経のつながりも考慮すると前腕から上腕(腕の付け根からひじ)、肩周り、首にも気を配るとより早い回復が期待できます。

手を使わずに生活している人はまず居ないでしょうし、指先をちょっと痛めただけでも不便を強いられるのは多くの人が経験されているでしょう。

特に今回の女性のように、仕事で手や指を使っている人にとっては重要な問題になります。

手や指のトラブルもあまり我慢せず早めにご相談くださいね。

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