慣れない登山で腰を痛めてしまった男性(高崎市・23歳)
2022年09月8日
お電話をいただき、その際「だいぶ前なんですけどお世話になったことがあります」とおっしゃっていました。
お名前をうかがい、ひょっとしてあの○○さんかな?と思っていたらその通りで約7年ぶりの再会となりました。
その週の日曜日に友人と2人で赤城山の岩が多いところまで登り、当日は特に何ともなかったのですが翌日の朝、起きてみたら腰の左側に不調を感じたとのこと。
「山を下りるときに、はしゃいじゃったんですよね」とおっしゃるご本人。
ちょっと様子をみていれば良くなるだろうと思っていたら逆に具合が悪くなってきたとのことで、「何かあったらここに来ようと思っていました」とのお言葉をいただきました。
ありがとうございます。
前回こちらに来られたときは高校生、しばらく地元を離れてこちらに戻り就職されたそうです。
お仕事は営業職で車での移動が多く、お客さんのところでもほとんど座っていて職場では主にデスクワーク。
座っていることが多いので腰への負担が大きいと考えられます。
腰の左側を押すと少し痛みが出て、お辞儀をしたり腰を反ったりする動作と上半身を左にひねる動作で不調が大きくなり、可動域(動かせる範囲)には制限がありました。
左股関節の動きもある角度で制限が見られました。
足踏みをしていただくと、左ひざが上がりづらい状態になっていました。
まず、干渉波の電気治療器をかけてから肋骨と背骨をつなぐ関節の調整と骨盤の微調整を行ないチェック。
上半身をひねる動作はスムーズになりましたが、左股関節の動きはいまいとつでした。
続けてお腹の奥の方の筋肉の緊張をゆるめる施術と足の調整をしてふたたびチェック。
左股関節の動きに良い変化がありました。
ゆっくり立っていただいてお辞儀の姿勢をチェックすると、「おおっ!こんなに曲がる」とご本人。
腰を反っていただくと「行きますねぇ」と同時に「イテテテ」、上半身を左にひねると「だいぶ楽だけど少し痛いかな」という反応でした。
最後に身体を動かしながら不調を取り除いていく整体法を行なうと、腰を反る動作も上半身を左にひねる動作も問題なくでき、足踏みをしていただくと「ひざが上げやすいです」とおっしゃるご本人。
2日後にまた来ていただくことにしてこの日はここまで。
しっかり回復させていきましょう。
帰り際に「ヘルニアとかじゃないですかね」とのご質問をいただき、「画像でみてみないと確定的なことは言えませんが、○○さんの場合は筋肉の問題が大きいですね」とお答えしました。
この男性の場合、ほぼ初めての登山ということで慣れない動作が続いたことと、ふだんはあまり身体を動かしていないことが不調の主な原因で、特に下半身の左側に負担がかかっていたと思われます。
年齢的に若く、体格もしっかりしていたので1回の施術で良い変化が見られたと考えています。