椅子から立ったときにぎっくり腰になった男性(玉村町・63歳)

2022年01月25日

フェイスブックで知り合ってご縁をいただいた方です。
約5年前に、ぎっくり腰で何度か当接骨院に通っていただいていたことがあります。
手術歴があり、右の腎臓を摘出していらっしゃいます。

昨日の朝6時30分頃、椅子に座って歯を磨いていて口をゆすぎに行こうと立ち上がった時に「ゴキッ」という音とともに腰に痛みが走ったそうです。

約5年ぶりのぎっくり腰です。

 

昨日のうちにご連絡をいただき、無理のない範囲で普段どおりの生活をするようお伝えして、本日朝いちばんに来られました。
ありがとうございます。

「こんなんなっちゃいました~」と気まずそうにおっしゃるご本人。
背中から腰が伸びきらず少し前かがみの姿勢での歩き方でした。

昨日の朝よりは若干、楽にはなってきたとのことでしたが、動きの角度によって腰のやや左側に衝撃が走り「ウッ」と声が出てしまいました。

ゆっくりと天井に向かって仰向けになって両膝を立てていただき、無理なくできる範囲で左右に倒す検査を行ないました。
左よりも右に両膝を倒すのが辛いとおっしゃいます。

骨盤周辺の筋肉をチェックすると、右側が左側に比べて緊張の度合いを強く感じました。

まず、左を上にした横向きになっていただき干渉波の電気治療器を腰にかけてから肋骨と背骨をつなぐ関節と骨盤の調整をして動きをチェックしました。

はじめは両膝を右に倒すのがより抵抗がありましたが、逆に右に倒す方が楽になりました。

古武術ゆかりの整体法を2手ほど行なうと左右の差がほとんどなくなりました。

次にベッドに腰掛けていただき、ふくらはぎと太ももの過度な緊張をゆるめる施術背骨の両脇や骨盤の後ろ側を押さえながら立ったり座ったりする施術を行ないました。
動きをみるために足踏みをしていただくと、右脚に比べて左脚が上げづらい状態でした。

腰の気になる所をやや強めに圧迫しながら、一緒に膝を軽く曲げ伸ばしする施術を加えると、両脚ともに同じくらい上げられるようになりました。
「だいぶ楽です」とご本人。

腰の不具合はゼロにはなっていませんが背筋(せすじ)を伸ばせるようになったので、本日はここまでにして明日の予約をいただきました。

どうぞお大事になさってください。

「魔女の一撃」とも言われる「ぎっくり腰」。あの辛さや精神的ショックは経験したことのある人にしか分かりません。(経験せずに済むに越したことはありませんが)

よく訊かれるのは、冷やした方が良いのか温めた方が良いのか、です。
あまり動かなくてもズキズキ・ヒリヒリするような痛みがある場合は、その場所を冷やすのがセオリーです。

安静を意識してできるだけ動かずにいる人もいらっしゃるようですが、辛くて動けないケースは除いて、できる範囲でいつも通りに過ごした方が回復は早くなります。

あとは、なるべく早く手当てを受けましょう。
手当てが遅れると回復も遅れます。

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