肩がガチガチ、腰がパンパンだった女性(高崎市・50歳)
2022年09月16日
当接骨院に来られたきっかけは交通事故による負傷でした。
その負傷は順調に回復されてしばらくご無沙汰でしたが、2年ほど前に五十肩に似た不調が出て再びこちらに通われるようになりました。
調子の良し悪しの波はありながらも肩は回復、それ以来3週間に1度のペースで身体のケアのために来られています。
今回、予約の前日にお電話をいただき「娘がコロナに感染してしまい、私は濃厚接触者になったので外出できなくなりました」とのお話をうかがいました。
それから2週間後にまたお電話があり予約をされて約1か月ぶりにいらっしゃいました。
お疲れの様子のご本人、体調をお尋ねすると「色々あって肩がガチガチ、腰がパンパンです」とおっしゃいます。
身体に触れさせていただくと、肩や腰に限らずほぼ全身がこっているような状態で、呼吸はやや浅めでした。
「たいへんだったんですね」と言うと「精神的にも疲れがあってまだよく眠れないんです」とおっしゃるご本人でした。
まずホットパックで首から背中・腰とお腹を温めてから背骨・骨盤・足の調整を行ない、続けて手から肘の筋肉とお尻の奥の方の筋肉の調整、首の動きをよりスムーズにする古武術ゆかりの整体法を行ないました。
さらに鎖骨の調整と肩甲骨の動きをよりスムーズにする整体法を行なってチェック。
「あ~軽い、こんなに軽くなるんですね」とご本人。姿勢もシュッとして顔色もより明るくなりました。
次回の予約をいただいて今回はここまで。
当接骨院に通われている方やそのご家族で、例のウィルスに感染、発症してしまった方が今のところ数人いらっしゃいます。
不幸中の幸いで重症化した方はいらっしゃいませんが、報道のされ方や世の中の雰囲気もあってか感染、発症した方はもちろん、そのご家族にも相当の肉体的および精神的ストレスが大きいようです。
「当たり前」の日常を理由はどうあれ奪われるのは、予想を超える負担になるのですね。
感染予防のために生活様式を変えざるを得なくなった我々にもストレスは少なからずありますし、どんなに気を付けていてもうつる時はうつってしまうのはほとんどの人は理解しているでしょう。
大きなストレスがかかった状態が続くと、気持ちだけでなく身体にも変化が出てきます。
眠れなくなったり胃腸がおかしくなったり、もともと弱いところに不調が出やすくなったりします。
「栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠・休養、適度な運動」を実践できれば理想的ですが、現実的には簡単ではありません。
身体全体のバランスを整えて緊張しすぎた筋肉をゆるめると、動きやすくなるだけでなく血の巡りもよりスムーズになり自律神経にも良い影響を及ぼします。
避けようのないストレスと上手に付き合っていけるよう、定期的な身体のケアをお勧めします。