肩甲骨の周りがビリビリしていた女性(高崎市・49歳)
2022年02月26日
5年ほど前に交通事故による負傷で、当時中学2年生だったお嬢さんと一緒に当接骨院に通われていました。
ご自宅から比較的近いこともあってお二人でマメに通っていただき、その負傷は2カ月程度で回復しました。
それ以降も、もともとあった肩こりや首こり、手の指の不調などがあったご本人。
同じ姿勢で手を多く使うお仕事が主な原因と考えられ、交通事故との関連はないので料金はかかることをお伝えしてご理解いただき、定期的に当接骨院に通われるようになりました。
いつも有り難うございます。
ご本人がいちばん気になさっていたのは左腕の関節可動域(動く範囲)の制限とそこから来る痛みで、帯を結ぶように腕を後ろに回す動作は問題なくできるのですが、前から上に挙げる動作と横から上に挙げる動作に制限がありました。
1週間から2週間に1度のペースで半年くらい通っていただき、左腕の動きは徐々に回復、現在は3週間に1度のペースで身体のケアをされています。
お仕事の影響もあり、主に上半身に不調が出やすいこの女性。前回いらっしゃったときは「1週間くらい前から右の肩甲骨の周り、特に内側がビリビリして痛みもあります」と
のことでした。
ご本人によると、寝るときの姿勢が悪かったのかもしれないようでした。
ホットパックで首から背中、お腹を温めてから背骨・骨盤・足の調整をして、前腕(肘から手首)の筋肉をゆっくりやさしくほぐし、続けて胸と肩の筋肉の反射を利用した施術と頚椎(背骨の首の部分)の調整を行ないました。
2週間後の本日、右の肩甲骨周りはほぼ大丈夫とおっしゃるご本人。良かったです。
ホットパックで温めてから背骨・骨盤・足の調整と肩甲骨・鎖骨の調整、肩甲骨をゆっくり動かす整体法を行ないました。
首や腕の動きがよりスムーズになり、首から肩にかけての筋肉の弾力が増しました。
次回は3週間後に来ていただくことになり、本日はここまで。
肩甲骨を「第二の骨盤」と表現する人もいれば、ダジャレになってしまうのですが「肩甲骨は健康のコツ」と言う人もいます。
それほど肩甲骨は重要であるとうことです。
肩甲骨には10以上の筋肉が付着していてそれぞれが大切な役割を担っています。特に腕・肩の動きに関しては重要で、肩関節周囲炎とも言われる五十肩とも深い関連があります。
肩関節は筋肉で支持されている要素が大きく、それだけ「自由な」動きができます。
一方で、その筋肉にトラブルが起こると腕・肩の動きに制限が出て、動かそうとすると痛みを感じることもあります。
腕や肩が思うように動かせないと日常生活にも支障をきたしますしその結果、精神的なストレスも感じるようになります。
日頃から意識的によく動かすこと、「おかしいな」と思ったら状態が悪くなる前に然るべき所に相談することが不調の重症化・長期化を防ぐことにつながります。
いつでもご相談くださいね。