腰と膝が辛かった介護職の女性(高崎市・33歳)
2022年01月18日
当接骨院の前を通りがかったことがあり、気になっていたそうです。
腰のトラブルは過去に経験されていて、整形外科を受診したところ背骨の生理的湾曲(真横から見たときのS字カーブ)が年齢の割に少なくなっているとの指摘を受けたことがあるとおっしゃいます。
初めて来られる1週間前から腰の右側と左膝の後ろ側に不調を感じ、回復の兆しがなかったのでネット予約していただきました。ありがとうございます。
右脚を引きずった歩き方で見るからにたいへんそうでした。腰を後ろに反らすことがほとんど出来ず、痛みもありました。
刺激に敏感な方でいわゆる「くすぐったがり」なようで、ふだん以上に触れ方にも注意が必要だと判断しました。
まず、ホットパックで腰と右膝を温めてから肋骨と背骨をつなぐ関節と骨盤の調整と古武術ゆかりの整体法を行ないました。
背骨を軽く押していく施術を加えて、初日はここまで。
2日後に2回目のご訪問。右膝の具合はだいぶ良くなり、腰は痛みはあるものの動きやすくなったとのこと。
ホットパックの後で古武術ゆかりの整体法と背骨についている細かい筋肉の緊張を取り除く施術を行ないました。
1週間後に3回目のご訪問。状態は良い方向に向かっていました。「右膝はほとんど気にならなくなりました」とご本人。腰は後ろに反れるようになりました。
この時はホットパックで腰とお腹を温めてから身体をゆらゆらと揺らしていく施術を行ないました。
以来、2週間に1度のペースで通われていて腰の具合は問題ないレベルで回復していますが、疲労の度合いによってトラブルの起こる場所が変わります。
ふくらはぎであったり太ももであったり、股関節であったり主に下半身に不調が出ることが多いのですが、肩甲骨周りが気になることもあります。
幸い、そこまで酷い状態になることは今のところなく、身体全体のバランスを整えることを意識して施術を行なっています。
健康のためには栄養バランスのとれた食事と睡眠を含む休養、適度な運動、規則正しい生活が大切です。誰もが理解していることと思います。
しかしながら、この女性のようにシフトで働いていたり夜勤があると規則正しい生活を送ることは出来ずその結果、身体にトラブルが起こる方も少なくありません。
当接骨院にも介護士さんや看護師さん、ヘルパーさんなどがよく来られます。
このような仕事に就いていらっしゃると、お世話をしている人の前で辛い表情などはしづらいでしょうから体力的にはもちろん、精神的にもストレスが大きくなるでしょう。
であるからこそ、予定をやりくりして身体のケアをしていくことが必要になります。
お世話する側の人が元気であれば、お世話を受ける側の人も嬉しいですよね。