走ったときに右膝が痛くなったという男性(前橋市・43歳)
2022年02月22日
当接骨院に定期的に通われている奥様のご紹介で来られたのが約4年前、ぎっくり腰でした。
3回の施術で回復し、それ以来間隔が開くこともありますが疲労回復や身体のお手入れで足を運ばれています。
昨年は右肩に五十肩の症状が出ましたが、警察官というご職業柄、お忙しい中時間を作って通っていただき、半年ほどで不調を気にすることなく動かせるようになりました。
今回は右膝の不調で1月中旬、走っていたら特にアクシデントがあったわけでもないのに膝蓋骨(膝のお皿)の左右両側に痛みを感じた、とのことでした。
こちらに来られたのは2月11日で、症状が出てからひと月近く過ぎていましたが不調の度合いは変わっていないとおっしゃいます。
半月板や主な靭帯の検査では異状は見られず、膝の曲げ伸ばしも問題ありませんでした。筋肉や身体全体のバランスの問題が大きいと判断して、施術に入りました。
ホットパックで右膝と腰を温めてから背骨・骨盤・足の調整と古武術ゆかりの整体法、身体の軸をより安定させる整体法を行ないました。
「次は1週間後を目安に来てください」とお伝えし、ほぼ1週間後の2月19日にお電話で当日の予約をいただきました。
右膝の具合をお尋ねすると、「階段の下りのときに感じていた痛みはかなり減って、歩いていてふとしたときに痛みを感じることがあります」とご本人。
右膝と腰をホットパックで温め、同時に右膝の両側に低周波の電気治療器をかけてから背骨・骨盤・足の調整と腓骨(膝下から足首にある細い方の骨)の調整、古武術ゆかりの整体法を行ないました。
身体の安定性が増したことを確認して、次回は2週間後を目安に来ていただくことにして今回はここまで。
お大事になさってくださいね。
特に何をしたわけでもないのに身体に不調を感じたり、ちょっとしたことで具合が悪くなって日常生活にも不便が起こってしまう。
ある程度年齢を重ねれば無理もないことです。
30歳を過ぎれば緩やかに確実に「老化」は進みますし、寝たきりなどの特別な事情もなく一般的な生活を送っていても、筋肉の量は1年に1%ずつ減っていくという報告もあります。
ケガの予防や健康維持・健康増進のためには適度な運動が大切なのは誰もが知っていることです。
適度な運動と同じくらい大切なのは定期的な身体のケアです。
我々は仕事や家事、育児、趣味などで、ほぼ全員、身体の動きにアンバランスが生じます。
日頃の生活習慣での身体の動かし方はその人によってたいてい決まっているからです。
知らず知らずのうちに身体のある部分に負担がかかってしまい、その負担がたまってちょっとしたことが引き金になり、不調となって顔を出します。
定期的に身体のケアをしてバランスを整えておくと、不意なアクシデントに襲われるリスクはぐっと減ります。