走っていたら踵(かかと)が痛くなってしまった男性(高崎市・42歳)
2022年08月28日
電話で問い合わせ・ご予約いただきました、ありがとうございます。
今月のはじめに、走っていたら右足の踵(かかと)に違和感を感じて、我慢して走り続けていたら歩くのもたいへんになるほど具合が悪くなったとのこと。
以前に同じ状況になったことはなく、足をケガしたこともないとおっしゃいます。
趣味で走り始めたのは約5年前でぐんまマラソンに出場されたこともあるそうです。
お仕事は理容師さん、立ち仕事ですね。
具合が悪くなってから2週間が過ぎてもそれほど回復はせず、職場近くの当接骨院が目に留まった、とご本人。
予定より10分ほど早く来られたこの男性、やはり右足が気になっているようで歩き方が不自然でした。
立っているだけであればそこまで不調は感じないのですが、歩いているとだんだん右の踵(かかと)がジンジンしてくるとのことで、私の親指でその部分を押してみると「アッ、そこです」と顔を歪めながらおっしゃるご本人でした。
まず、低周波の電気治療器を右の踵とふくらはぎにかけてから背骨・骨盤・足の調整とふくらはぎ・足の裏・足の指を軽く刺激する施術を行ないました。
もう一度右の踵を押してみると「さっきよりは楽です」とご本人。
湿布をお渡しして貼り方を説明して、この日はここまで。
2日後、2回目の施術。
具合をお尋ねすると、「この前よりは調子いいんですけど歩いていると痛くなってきます」とおっしゃいます。
当日は夕方から雨が降って少し冷えていたので、ホットパックで右足を温めてから古武術ゆかりの整体法を行ないました。
「走ってみても大丈夫ですかね?」とのご質問を受け、「はい、走ってもいいですけどもし具合が悪くなったら無理しないでやめてください」とお答えしました。
不調の強さや状況にもよりますが、「やりたいことはやっていく」のが当接骨院の方針です。
4日後、3回目の施術。
「20分くらい走っても大丈夫で仕事中も踵が気になることはありませんでした」とご本人。
良い変化が実感できて良かったです。
低周波の電気治療器を右の踵とふくらはぎにかけて同時に右足をホットパックで温めてから肋骨と背骨をつなぐ関節の調整と骨盤の調整、古武術ゆかりの整体法を行ない1週間後を目安にまた来ていただくことにして、今回はここまで。
マラソンの自己ベスト更新を目指して、一緒にがんばっていきましょう。
あきらかに踵に衝撃やダメージを受けた場合を除いて、踵の不調の原因が踵にあるケースは少なく、身体全体のバランスやふくらはぎ、アキレス腱の調整をすると不調が回復することがよくあります。
おおざっぱに言うと、ふくらはぎの筋肉はアキレス腱から踵・土踏まずへとつながっていて、踵がふくらはぎと土踏まず周辺に引っ張られて不調として現れます。
アキレス腱や土踏まずに不調を感じることもあります。
このようなときは無理せずに不調の出る動作はできるだけ控えて、なるべく早く手当てを受けることをお勧めします。
走り方や靴、インソールを見直すのも場合によっては必要です。