長時間同じ姿勢が続いて腰の具合が悪くなった女性(富岡市・58歳)

2022年08月24日

父の代からお世話になっている方で、私の小学校の先輩でもあります。

ときどき身体に不調が起こることがあり、その都度近いとは言えない距離にもかかわらずこちらに来てくださいます。

いつもありがとうございます。

 

今回は腰のトラブルでした。

1週間の夏休みのときにたまっていた本を一気に読んで、長時間にわたって同じ姿勢が続いたせいか、休み明けの出勤時に椅子から立ち上がったときに腰の真ん中あたりに「ピキッ」と衝撃が走ったそうです。

違和感を感じながらも仕事を続けていると違和感が不具合に変わって動くのが億劫になってしまい、腰を反らす動作や姿勢をかえるときが特に辛いとおっしゃいます。

 

検査をすると、背骨の両側の筋肉のバランスが崩れていて、仙腸関節(骨盤の関節)にわずかな捻じれがありました。

腰をかばっていたせいか、背骨を通じて首や肩にも硬さが感じられました。

 

まず、ホットパックで首から肩と腰を温めてから背骨と肋骨をつなぐ関節の調整と骨盤の微調整と前腕(ひじから手首)の筋肉の調整、7つある頚椎(背骨の首の部分)の上から5番目を刺激する整体法を行ないました。

筋肉のバランスと仙腸関節のわずかな捻じれが回復したのを確認してから肩甲骨の動きをよりスムーズにする整体法を行ない、背骨の両側の筋肉とお尻の筋肉をほぐしてチェック。

腰を反ったときの不調は出ず、立ったり座ったりや寝返りを打ったりなど姿勢をかえても「大丈夫ですね」とご本人。

1週間後を目安にまた来ていただくことにして、今回はここまで。

 

人の身体は動かすことを前提に造られています。身体を動かすことで血の巡りやリンパの流れなどもスムーズになっていきます。

適度な運動が大切、という理由のひとつがここにあります。

 

たとえ、いわゆる「良い姿勢」であっても同じ姿勢が長く続くと身体にかかる負担は大きくなります。

そんな状態が習慣的になると筋肉のしなやかさも減って首や肩がこりやすくなったり、ちょっとしたことで腰に不調を来たしやすくなります。

 

ずっと動き回っているのも大変ですが、ずっとじっとしているのも身体には良くないのです。

 

職業によっては同じ姿勢を続けざるをえないケースもあるとは思いますが、一般的なデスクワークの場合でしたら1時間に1回くらいは首や肩を動かしたり足踏みをする、足首を動かす、腰をゆっくり回すなどの軽い運動をすることをお勧めします。

そうすることで急なアクシデントが起きる危険性を減らすことが出来て、気分転換にもなりますので仕事の効率も上がります。

もし身体に不調を感じたときは、できるだけ早くケアしたり手当てを受けましょう。

 

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