骨が折れてるかも?と不安だった女性(高崎市・58歳)
2022年03月8日
当日にお電話でご連絡いただきました。1年弱ぶりのご来院です。
4日前の夜、ベッドで寝返ったときに左肋骨の真ん中あたりに強い痛みを感じたとおっしゃいます。
介護のお仕事は我慢しながら何とかこなせていましたが痛み具合は変わらず、どうにも辛いので「ひょっとしたら骨が折れているのかも?」と不安になったとのこと。
法律上、接骨院ではレントゲン検査は行なえないので、詳しくお話をうかがったり機械を使わずにできる検査を慎重に行ないました。
その結果、骨折はしていないと判断しましたが心配だったら病院でレントゲン検査を受けるようお伝えし、万が一骨折していた場合どうするのか一般的な対処法を説明しました。
時間が過ぎるの連れてだんだんと落ち着いてきたこの女性、当接骨院での施術を希望されたのでそうすることにしました。
じっとして動かななければ痛みは出ないのですが、右を上にして横向きになろうとすると痛みが強くなって横向きにはなれませんでした。深呼吸をしても痛みが強くなりました。
そんなわけで仰向けになっていただき、ホットパックで左の肋骨を温めてから背骨と肋骨をつなぐ関節の調整と手首から手のひらの調整、お腹の右下の方の調整を行ないました。
チェックのため、無理なくできる範囲で寝返りをうっていただくと、「あれ?寝返り打てる」と驚くご本人。「痛みはまだあるけど、だいぶ楽になってる」と安心したご様子です。
湿布をお渡しして3日後にまた来ていただくことにしました。湿布を貼ってもし、
かゆくなってしまったら、すぐ取るようにお伝えしました。
3日後の本日。具合をお尋ねすると「痛いことは痛いけど、この前とは全然違います」とご本人。寝返りも問題なく打てるようになりました。ひとまず安心です。湿布はかゆくなってしまったそうです。
いちばん辛かった時を10、絶好調を0とすると4くらいとおっしゃいます。半分以下になりましたね。
ホットパックで温めたあと、背骨・骨盤・足の調整と肋骨に軽く手のひらを触れて呼吸を楽にしていく施術を行ないました。
続けて頚椎(背骨の首の部分)の調整をして、本日はここまで。また3日後に来ていただくことにしました。
帰りがけに「また楽になってる」とおっしゃるご本人。良い方向に向かっていて良かったです。どうぞお大事になさってくださいね。
身体をぶつけたり転んだりして、「骨折かも?」と不安になることは珍しくはないでしょう。
背骨や肋骨などは咳やくしゃみをしただけでヒビが入ったり(この場合は不全骨折といいます)つぶれたり(圧迫骨折)することもあります。
心配な時は、まず病院で画像診断を受けることをお勧めします。当接骨院から整形外科にご紹介することもできます。